発熱患者さんの診察室でよく言われる質問です。
クリニックでまだ早いので明日検査しますという話を言われた方もいらっしゃると思います。
 
今回は発熱があって、「もしかしてコロナかな?」と心配になったとき、クリニックに行くタイミングについてご説明します。
 
  1. 発症から少し時間を置いて: コロナ抗原検査を行う場合、熱の症状が出てから12時間以上経ってからのほうが良いとされています。これは、ウイルスが体内で増えて、検査でしっかり確認できるようになるのを待つためなんです。早すぎるとウィルスの増殖が不十分な為、正しい結果が出にくいです(偽陰性)。

  2. 症状がひどくなってきたら: もし、発熱や咳がひどくなってきたり、息苦しさを感じたら、早めにクリニックに行くことをおすすめします。その場合、検査を待つ必要はありません。すぐに診てもらいましょう。
  3. 抗原検査のやり方: 自宅で検査する場合は、研究用ではない診断用のキットを購入するようにお願いします。キットの説明に従って、鼻の奥までしっかりとぬぐってください。ちょっと痛いかもしれませんが、これでより正確な結果が出やすくなります。もし、結果陽性になっている場合は、そのキットを持参して早めに受診するようお願いします。

  4. クリニックでの検査: 自分で検査するのが不安だったり、結果に自信が持てないときは、クリニックで検査を受けるのもいいです。クリニックでの抗原検査は自己キット検査と同じような検査でありますが、安全な環境で正確に方法で検査を受けられます。必要がある場合はPCR検査を受けることもできます。

 

発熱があってコロナかも?と思ったら、焦らず、でも自分の体調に気をつけて、適切なタイミングでクリニックに行くようにしてくださいね。

いつもジェネラルクリニック