おはようございます。院長の望月です。

今回は「胃腸炎の感染予防策」について説明します。

 

 

胃腸炎の予防

 

胃腸炎を防ぐためには、こまめな手洗いが最も大切です。

特に、食事の前やトイレの後は、石けんを使ってしっかり洗いましょう。

 

正しい手洗いの手順は以下のとおりです。

①流水で手を濡らし、石けんをつける

②手のひらをよくこすり合わせる

③手の甲、指先、爪の間、指の間、親指、手首も丁寧に洗う

④最低15秒以上かけて洗う

⑤清潔なタオルやペーパータオルでしっかり拭いて乾燥させる

(なるべく、タオルの共用は控えましょう)

 

手指消毒も併せて行うと、より効果的です。

 

 

また、食材の取り扱いにも注意が必要です。

  • 加熱調理:生ものは十分に加熱し、85〜90℃で90秒以上、火を通す

(揚げ物の場合は、揚げる前に解凍したり、

食材を解凍しない場合は加熱時間をさらに長くする必要があります)

  • 調理器具の衛生管理:まな板や包丁は、肉や魚、野菜などで使い分け、使用後はしっかり洗浄・消毒する

 

注意:ただし、加熱すればすべての胃腸炎を防げるわけではありません。

 

また、嘔吐や下痢の症状がある方との接触を避け、タオルや食器の共用は控えましょう。

感染を防ぐため、使用済みのタオルや衣類は適切に洗濯し、共有を避けることが大切です。

嘔吐物を処理する場合は、マスクや手袋、エプロンなどしっかりと着用して、行いましょう。

最後に消毒することも忘れないでください。

消毒液の作り方は以下を参考にしてください。

 

感染症を防ぐために、日々の生活の中でできることを積み重ねていきましょう。

みなさんが健康に過ごせるよう、これからも情報をお届けしていきます。

 

次回は「新型コロナウイルスの感染予防策」について説明します。

 

厚労省 手洗いの時間・回数による効果(資料)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000105095.pdf

 

正しい手洗い方法(動画)

https://m.youtube.com/watch?v=Ydfncay2ilQ

 

厚労省 消毒液の作り方(資料)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000645359.pdf

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