【第8回】かぜってどんな病気?(後編)
みなさん、こんばんは。
院長の望月です。
前回は風邪の症状まで確認できましたね。
このブログでは、診断や治療、予防方法まで説明していきます。
では早速、一緒に確認していきましょう。
病院でどう診断するの?
本格的に調べる場合は、喉の粘膜からウイルスを調べたり、血液検査で抗体をチェックしますが、
実際には症状や診察だけで診断することがほとんどです。
治療はどうするの?
風邪のほとんどはウイルスが原因なので、自然に治ります。
だから抗生物質(抗菌薬)は基本的に必要ありません。
治療といっても、鼻水や熱などに対する対症療法(症状に対してお薬を使い、症状を和らげる治療)がメインです。
ただし、喉に膿のような分泌物があるなど、細菌感染が疑われる場合には、抗菌薬が使われることもあります。
日常生活で気をつけたいこと
風邪は予防が大切!
これだけで、感染の広がりを大きく防ぐことができます。
風邪のその後は?
ご安心ください。風邪の予後はとても良好です。
体をしっかり休めて、水分と栄養をとれば、数日~1週間ほどで自然に回復します。
まとめ
「たかが風邪」と思って軽く見がちですが、体のサインを無視せず、正しく理解して、しっかりケアすることが大切です。
日頃の予防と、無理をしない生活が、元気な毎日を支えてくれますよ!
回復のために休息(睡眠)と水分や栄養をとることは大切ですが、予防することはもっと大切です。予防に大切なことを、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
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(参考資料)
一般社団法人 日本呼吸器学会HP https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/a/a-01.html
一般社団法人 日本感染症学会 JAID/JSC感染症治療ガイド2023