皆さん、こんにちは。千葉院院長朴です。

天気がどんどん暑くなりますね。季節の変わり目に風邪の患者様が多い時期ですので、皆様も注意しましょう。

本日の話は千葉県の昔々の歴史の話です。
今回の歴史って江戸時代みたいな何百年の前のものではなくて、地球史という何十万年規模の話ですね。

誕生から46億年という長い歴史を持つ地球は、いくつもの時代に分けられています。恐竜がいたジュラ紀や白亜紀などは聞いたことありますよね。ほとんどの時代はすでに名前が決まっていますが、まだ決まっていない時代もあります。

地球の時代を分けるとき、生物の出現や絶滅など地球規模の大きな出来事を示す化石が使われてきました。最近では地磁気の逆転(N極とS極の逆転)が起こった時期もあわせて使われています。

皆様は「チバニアン(Chibanian)」という言葉を聞いたことありますか。

千葉県市原市田淵の養老川沿いにある地層は、一番新しい地磁気逆転の記録が世界で最もよく残っているため、平成29年に国際地質科学連合に国際標準模式地の認定申請を行い、令和2年1月、時代を分ける境界がよくわかる地層として世界的に認められました。このことにより、いままで名前がなかった約77万4千年前から12万9千年前までの時代がラテン語で「千葉の時代」を意味する「チバニアン」と呼ばれることになりました。現在は国指定天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」となっています。

最近その現場にあるチバニアンビジターセンター(千葉県市原市田淵1157番)に行ってきました。進入路が狭くわかりにくかったんですが、まだ仮設の施設であり、仮設駐車場とトイレがあります。


センターの説明を担当する方だちから親切に千葉の地質の歴史、チバニアンの命名経緯などの説明を受けて、現場の地層にいく進入路に案内されました。

傾斜がかなりある進入路を降りて、川沿いの地層のところに行くと、「これ何だ」と思うぐらい何もない風景です。景色はいいところですが、話を知らずに景色を見るとただの養老渓谷の姿かもしれません。

地層にはチバニアンの境界を表示するゴルデンスパイクが設置されていて、この位置が千葉の歴史を示すところを表しています。周りには地磁気逆転を研究する表示もあります。

元々千葉県がある房総半島は昔々は海だったそうです。それか地質活動により今の銚子の南の方は昔海だったところが水面の上に隆起したとのことです。その隆起の結果、今の千葉にはチバニアン、銚子の屏風ヶ浦などの海岸段丘等、いろんな地層の痕跡が残っています。関心がある方は「千葉の地層10選」のパンプレット(←リンクをクリック)参照してください。いずれ全てのところを行ってみたいと思います。

知れば知るほど自分が住んでいる千葉には面白い、そして皆様に叫びたいぐらいの良いところが多いと思います。次回ももっと面白い主題で千葉愛を叫びたいと思います。今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。

いつもジェネラルクリニック